Amazonで購入、不具合品で返金に。ただし、返品不要とされ、ステップセットが手元に“ゴミ”として残った。
どうせゴミ。不良なシャフト径を削って再利用できればと、旋盤業者へ加工を打診するも作業不可の回答。中華製品の製造精度が理由だった。
とはいえ、塗膜を剥がせば利用できる可能性を示され、ダメ元でチャレンジしてみることに。手法は、サンドペーパーでのひたすら研磨。
サンドペーパーで削るのみ。作業は単純、時間がすごく掛かるだけ。作業は、あれこれ考えなくていい、失敗もほぼ無い。
サンドペーパー#400をシャフトに巻いて、回すように擦る。シャフトをペダル穴に時々あてがい、削れ具合を確かめ…の繰り返し。
ペダル穴にある程度ハマるまでに削れた。今度は、ペダル穴のほうをヤスリでガリガリ。穴外郭のバリを均す。
ペーパー#800を当て、更に均すと…ぴたりとハマった。ブレーキペダル側、ゴミが製品に戻った。
気を良くしてシフトペダル側のシャフトも削る。シフトペダルの穴は、スリーブ入りなので、外郭にペーパーはあまり当てられない。
塗膜を捲るほど削ったら、ペダルにハマった。これでステップセットは、ブレーキ側、シフト側いずれも塗膜を削ったら使えるシロモノに。
この結論から、
ブラック塗装のステップセットは、塗膜厚分だけ径が大きくなってしまい、ペダルがハマらない。
ということ。
シルバーの製品を買っていたら、難なくポン付けだった可能性は高い。だけどブラック塗装のほうが見栄え的には、絶対に「〇」
ブラック塗装のステップを購入した人、ステップにハマらなかったっていう人、この作業がお助けの参考になるかも?です。
とりあえず、ゴミなステップセットは、本日、製品へと変化しました。
2023.11.23追記
テップセットを組み立ててみた。折り畳み式ステップをハウジングに組み込む。さすがに安価な製品なので…
スプリングが同じ方向巻き。左右で止め金具位置が上下逆になる。使用に影響は少ないけど、廉価な部分を実感。
実は、ダメ部分がまた見つかってしまっ、使用に支障が大アリな不良!そのままでは使えない。それは…
左ステップハウジングのシャフト、ペダルを固定する際、ペダルが可動するクリアランス(隙間)が無かった。
ボルトで締め切るとステップが固定されて不動になってしまう。このままでは“ゴミ”に戻るしかなくなる。
そこで、車体側のプレートにある溝に極小ワッシャーを噛ませ、クリアランス確保して何とか対処。
これで車体に取付は可能になったはず。基本、金型の採寸管理や精度は低いという表れの製品。
結論!オススメはしない。