SSは走行距離30,000km行かずに代替って通説がまかり通ってる。下取り価格が落ち込むってのが理由とか。
まぁ、最近のモデルならそうかもしれんけど、古いバイクも同じ扱いはちょっと違うやろ?って思う。
例えば、自分のGSX-R1000 k3でいうと、20年選手で38,000km走行の中古。車検証からは過去4年間で8,000kmくらいや。
年間2,000km走行。だいたい4月~7月、9月~11月くらいの6ヶ月くらいが乗る期間か。
それ、月に330kmくらい。毎週末1回乗ったとして、1回に80kmチョイ…。自分のはカスタムと傷具合から、サーキット使用メインっぽい。
だから、こんなもんかも。常時使用でなくても、ちゃんと火入れしたエンジンだから?調子はすこぶる良い。
これが、一般走行ニーズで…となったらどう?文鎮って状態や。動かさない&保管場所悪いと、ゴムやプラパーツ劣化は激しいゾ。
年代物のSS、走行距離が少ないってだけで選ぶのキケンって思うワ。動いてないのに調子が良いわけない。
劣化パーツの交換費用追加の確率だって高い。そんなのが低走行で高値ときたら、損してるとしか思えん。
サーキットオンリーでもない限り、一般には年間3,000km~4,000kmくらいは普通に走る距離。(自分でさえ、4ヶ月で2,000kmチョイ)
そうなりゃ、20年も経てば60,000kmくらい走ってるワ。それが30,000km以下…買うのに不安しかない。
そんなのが高値で売られる…なんだか恐ろしい話。買いたくもない、そんなヤツ。
30,000km神話みたいな煽りを業界全体がしてるから…古いSSの良車、どんどん海外に抜かれてる。
30,000kmなんて海外からしたら、日本製だし何の問題も無い超良品レベル。そんな車体がどこよりも安く買える宝島、日本。
30,000km?モンダイナイヨ、ヤスイ、ウレシイデス…ってなことで押し寄せてるし。そうやって、歴代の名車、どんどん国内に少なくなった。
新車が売りたいのは分かるけど、そろそろWORLDな思考をしないと業界がジリ貧になるゾ、ジャパン!
結論。2000年前半年式のSS、メンテナンスさえちゃんとしてあれば、60,000kmくらいの走行歴はスタンダード。
40,000km走行なんて調子バリ良し領域。30,000km未満の車体を探すより良車を掴む確率が高い。
だな!