オススメ!GSX-R1000k3のハンドル交換、作業手順と交換レビュー

ハンドル、40㎜アップしたk3
SSだし、違和感無いのがイイ!

k3の前傾姿勢は今時のスーパースポーツよりもきつい。20年前はサーキット性能全盛期だったことも背景の車体設計だから。

“公道が走れるサーキットマシン”という感じ。今のように公道メインのスーパースポーツでは断じて無い。

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だから、ハンドル交換に踏み切った。セパレートハンドルの形態は残したままで。巷にはアップハンドル仕様もあるけど…。

そこまでやるんだったら、スーパースポーツに乗らなくても…ってのがあるので。ちょっと拘り。

このハンドルは、グリップエンドで40㎜アップする。車検適合許容範囲±40㎜の上限いっぱい。

これだけアップすると相当違うはず。何となく楽なポジションを走行中に探ってた。40㎜ってその近似値くらい。

交換方法ってハナシの前に、作業時に必要な値を記しておきます。

〇純正サービスマニュアルには、

ステムナット指定締付トルク…90N.m

ステムプレート固定ボルト指定締付トルク…23N.m

純正ハンドルクランプボルト指定締付トルク23N.m

〇ハリケーン製品は、

6㎜ハンドルクランプボルト…10N.m

10mmハンドル固定ボルト…22N.m

使用するツールは、こんなものですね。

◆トルクレンチ~200N.m

◆M36ソケット

◆ソケットレンチ

◆メガネスパナ-

◆六角レンチM6~M10

◆ドライバー

◆ノギス

交換手順は、

車体を直立させる※(前後スタンド使用)※必須ではないけど、フォークが若干動くのでステムプレート組付けに若干手間が要る

ハンドルを左いっぱいにきっておく

ステムナット、ステムプレート固定ボルトを緩めて外す

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これがステムナットです。90N.mの締付トルク。
トルクレンチ無くても、目印をしておけば事は足りる?
ナットを養生して36㎜ソケットで緩めます。
ステムプレート固定ボルト緩めます。

ステムプレートを外す(固着してたら、プラスチックハンマーで軽く叩きながら…)

プラハンマー🔨で“コンコン”しながら…
徐々に手で引っ張り上げていきます…
なんとかステムプレートが外れました💦
やっとハンドルクランプを緩め外せます。

ここまでやってから、

【左ハンドル】

①左スイッチボックスを外す

②バーエンドキャップを外す

③ラバーグリップを引き抜く

④クラッチレバーのハンドル固定ボルトを緩める

“パーツクリーナー”を隙間に噴射。
ラバーを捻ると外れてきます。

⑤ハンドルクランプボルトを緩め、フォークから抜く

⑥クラッチレバーを引き抜く

【右ハンドル】

①右スイッチボックスを緩め、スロットルワイヤーが外れない程度に分割しておく

②ブレーキマスタータンクのハンドル固定ボルトを外す

③ブレーキレバーを外す

④バーエンドキャップを外す

⑤ハンドルクランプボルトを緩め、フォークから抜く

⑥スロットルバーを引き抜く

これでハンドルが外れた状態になる。

いよいよ、ここからハリケーンハンドルを装着~

まず、前輪を右にめいいぱいにきっておく(タイヤを持って右へ動かす)

【左ハンドル】

1⃣クラッチレバーをハンドルに通す

2⃣ハンドルをフォークに通し6㎜クランプボルトを仮締め

3⃣スイッチボックスを再装着

4⃣スイッチボックスの操作部が自分側になるよう調整

5⃣10㎜クランプボルトを締付(22N.m)

【右ハンドル】

1⃣スロットルバーをハンドルに通す

2⃣ハンドルをフォークに通し6㎜クランプボルトを仮締め

3⃣スイッチボックスを再装着

4⃣スイッチボックスの操作部が自分側になるよう調整

5⃣10㎜クランプボルトを締付

ここまで進んだら、

ステムプレートを取付

ステムナット+ワッシャーを再装着、締付(プラスチックハンマーで軽く叩きながら…)

左ステムボルト締付(23N.m)

右ステムボルトにハンドル付属品のマスタータンク固定ステーを共締め(23N.m)

次に、仮止めしてあったハンドルを、

ステムプレート直下にずらし、ステムボルトヘッド上部とハンドル端面が直角に交差する位置※で、クランプボルト(6㎜×2箇所)締付(10N.m)

上にあるノーマルの位置関係を見ても、延長線が
直角に交差する位置に固定で概ね良さそう。

※こうすることで、旋回時にタンクにクリップが干渉しない位置にセッティングできる。

ここまで進んだら、

クラッチレバーの位置決め、ボルト締め

ブレーキレバーの位置決め、クランプ(上下があるので注意)のボルト締め

マスタータンクをステーに取付

左ラバーグリップ取付

左右バーエンドキャップ取付

ハンドルを直進状態にして、左右の角度を確認・必要であればクランプボルトを緩め調整

以上で作業終了。

結果は、こんな感じに。

パッと見は変わった?って感じで違和感がない。
変わってますよ~、乗車姿勢…すごく楽だぁ~😢

純正セパレートハンドルの雰囲気を損なうことなく、自然な感じで40㎜アップできてると思う。

走ってみた感想は…

ものすごくライドが楽!前傾がきつくない!今時なスーパースポーツバイクになったみたい。少なくとも、ライディングスタイルとしては満足。

視線にも余裕ができた。スポーツ、ツーリング、街中でも安心度アップ。純正ハンドルより明らかに上体が疲れない。

股関節の圧迫も低減されて、以前より長時間乗っても疲れ方が全く違う。これは良いです、ホント。

正直、これほど良い方向に変化するとは思っていなかったけど、これはk3ユーザーのカスタムとしては「大正解」だね。

素性は良いバイクのk3、乗りやすさがプラスされたから、もっと乗りたくなってきた…。今年はコイツで遠出しよっ!

比較1⃣ 上が交換する前
左ハンドルの高さが違うのが分かります。
比較2⃣ こちらは上が交換後ですッ💦
明らかに上の画像のハンドル位置が高いです。

k3のハンドル交換、オススメです!

コレ、欲しいかも?

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