Agusta F3 800。来た時はラジエターキャップ劣化でクーラントが吹き出し、持病のサーボモーターエラーが発生…。
インナーフェンダーやカウルのボルト欠品、GASオーバーフローホースが未接続で、リアサス周りが濡れてたり…。
慣れないイタリア車、いきなりメンテが必要だったよ。でも、OEMパーツ手配、代用&流用でなんとか越えてきた。
今はすっかり絶好調で、何のトラブルも無くて気付いたら23,000㎞オーバーの走行距離になってる。
コロナ禍の中で、集団や密を避け単独走行に徹しつつ、4,000㎞以上乗ってきたんだな~。100㎞程度の近距離ツーリングばかりだったけど。
そして、その中で思ってきたこと。
「長距離ライドは、ちょっと不安だなぁ…。」
「自分でのメンテ範囲、限られるなぁ…。」
長距離走行は、前傾姿勢とかの問題じゃなく、足回りのセッティングと雨天走行・放熱の不安、やっぱり感じてた。
ノーマルサスペンションは、荒れた舗装路を走ると、最弱設定でさえ硬すぎて…。突き上げが厳しくて体の保持で疲れてしまってた。
電子部品のカプラの露出取り回しが多いから、雨天走行じゃ浸水して電気回路に不具合の可能性が払しょくできず、雨天走行なんてできなかった。
カウル付きスーパースポーツ(SS)。放熱課題はあるものだけど、カウル開放部が結構開いてるのに、電動ファンが頻繁に動いてる。ちゃんと止まるけど。
後輪240㎏/Nの巨大な締め付けトルク&専用ソケット、片持ちスイングアーム用工具が無い=限定的になるメンテ範囲=DIYには追加の出費が。
バッテリー交換やプラグ交換でさえ、フロント以外の全カウル&タンク&エアクリ取り外さないとできない、最弱なメンテ性。
タイヤ交換も専用工具が無いと車体ごと持ち込み。交換工賃はアップだし、アグスタってだけで断られたりした…。パーツ傷めると高いからって…。
安心して遠くへ行けない、メンテ費用が嵩む、DIYの楽しみも抑えられる、徐々に不満が募ってきて…。
とても好きなバイクに変わりはないよ。だけど、自分の思いどおりのバイクライフは、AgustaのSSじゃ描けないかも?って薄々気付いてた…。
そんな事を考えてたら、この美形な車体と走行性能が欲しい…そんな人のもとへ行った方が本望だろうなって。
そして、自分にしっくりくるのは、日本製のキャブレター式SSだろうなって。今型じゃないんだなって思えてきたんだよね。
レプリカ~SS第一世代、知れば知るだけ「ドはまり」してる…走ることこそ正義のバイクだった時代・・・好きなんだなぁと。
だから、潔くAgusta F3 800を手放すことに決めた。求めている方にしっかり乗ってもらえるなら、それがベストだよね。
思い立ったら即行動。coco-blueに出向き、販売をお願いしたら快くOKしてもらえた。そして…。
次に手にするはずの、中古国産キャブSS、CBR900RR「ファイアーブレード」のショップ直送&車両登録をOKしてもらった。
こうして、事は進んで行く…。もう後戻りはできないし、しないから。
Austa F3 800、思ったより短い間だったけど、イタリアのSSを知れたし楽しめたから満足してる。自分ではもう放していいかなって思える。
たくさんのことを教えてくれて…ずっと快調に走ってくれて…アリガトウね、F3 800。そして…。
サヨウナラ👋 (´▽`)アリガト!∼