XJR1200から2002年式のXJR1300までのヘッドライトケースは、大抵が横のヘッドライト固定ネジ部分に亀裂が入る。(入っている。)
これ、材質の劣化。ボルトで締め込むとケースが圧迫されて、パキッとヒビが入るみたいだよ。中古車を見ると、結構な数の車両がヒビ入りだった。
瞬間接着剤での補修…無理だから。接着できない質のプラスチックみたい。いろいろなボンドを使ってみたけどダメだった。
亀裂部分を補修粘土みたいなので覆えばいいかもしれないけど…。割れた面は接着してないんで、耐久性が疑問だよね。
という訳で、これの解決策は…2003年式以降のヘッドライトケースに交換しなさい!です。
2003年式以降のカバー材質は、柔軟性があり亀裂が入りにくい。さすがに改良品だ。型番は、YAMAHAのパーツ検索サイトで確認できるよ。
https://www.yamaha-motor.co.jp/parts-search/index.html
ヤフオクとかで出品されてるから手に入れよう。実は、400CCのXJRヘッドライトケースも同じ部品番号。使えるよ。
そして、このケースを付けるとね、もう一つ変わる部分があるんだなー。
それは、ルックス。いわゆる「見た目」。2002年式以前のXJRを横から見ると…。
どう?純正のヘッドライト部分、何となく前方に間延びしてないかい?これ、ケースの成型が2003年式と違うから。
2003年式のパーツリストと、2002年式のものと比較してみると分かるけど、2003年式のは少しだけケースの奥行きが薄くなってる。
車体のシルエットも今風な感じに。メーターパネルに近い位置に収まるようなレイアウト。横からみると大きく違うのが分かるはずさ。
2003年式以降のほうが見た目に洗練されている。そのシルエットに変えることができるよ、ヒビ割れケースを交換するだけで。
実は、XJR1200のヘッドライトケースを2003年式XJR1300のものに換えると…。
1300より小ぶりな1200のアナログ式メーターにピタッと隙間なく収まる。まるでこっちが純正みたく…。「おっ、エエやん」って。
これ、友人の1200のを交換してあげた際の話。すごい満足していた。見た目が良くなったワ~言うてましたぁ。
結構違うんで、雰囲気。友人は、他人の純正1200を見つけてあからさまに側に停めて、ニヤニヤしてたっす。(笑)
ヒビ割れ解消にヘッドライトケースを交換してみては?シルエット変更もできちゃいますヨ、今風に。
交換作業、メッチャ簡単です。パパッとできるんで。
ライトを止めてあるケースのネジを外す。(プラスネジ)
ライトを右に回転させながら引き抜き、カプラを外す。
両サイドのボルトを緩めてケースを引き抜く。
取り付けるケース&ライトを手順を遡って作業する。
これだけ。
あ、ライトのアジャスターは、何目盛りだったかメモしておいてください。そうしないと照射位置狂います。
車検でテスター掛けるならいいですけど…3,000円~3,500円、要りますねぇ⤴
まぁ、あれこれ考えるより、そっちでしっかり見てもらうのも、ユーザー車検の場合は有効だけど。
ライト照射試験で×食らうと、結局二度手間なんてのも時々あるからね。結構ガックリする。
照射試験は、照度や照射角とか微妙な範囲で外れたりする。測定器によって微妙に位置が違うんだ。
試験場でテスターを見ると、方式の違いで適正範囲の枠が微妙に違ってたりする。どちらの範囲にも入るようにすればいいんだけど。
アジャスターのネジ山で調整すると、ひょっとして外れることが無いとは言い切れない。
今までには無いけどね、中古車なんかで入庫したのは、元がズレてるとあるかもよ?
こんな製品もあります。あまり目立ったカスタムはしないで、ちょっとだけオリジナルな雰囲気を出したいって志向だから…いいかもね。⇩