バイクに限らずLEDウインカーに交換すると、ハイフラ発生。そしてLED用のICウインカーリレーで問題解消…が一般的だね。
ICリレーは、通常のウインカーリレーと違って、電流変化で点滅サイクルが変化するのとは違い、IC制御で一定の点滅間隔に保つことができる。
ところが、輸入車や最新車両は、ウインカーやポジションバルブがLED標準といったものが多くなったことでICリレーが使えない場合も出てきてる。
これらはリレー内臓のウインカーだったりするので、外部にリレーを持たないというもの。当然、リレー交換ではLED対策ができないので、「ハイフラ防止抵抗」を使うことになる。
抵抗の回路は、バルブ回路と平行に割り込ませる並列回路。使うのは、「メタルクラッド抵抗」。
抵抗なので電力が熱に変換され高温になる。その熱はアルミの外装版に移り大気中に放熱されるという仕組み。
熱くなるから、設置場所には注意が必要。
この他に抵抗には、「セメント抵抗」なんてのもある。価格もメタルクラッドよりかなり安い。だけど、更に高温になるので取り扱いが難しい。一般向けじゃないね。
複雑な電気回路が集中する車両用には使用しないほうがいい。価格に釣られないように注意しよう。
メタルクラッドを選ぶとしても、電力(W)や抵抗(Ω)の種類も数種類ある。ある程度の使途範囲は例とかで判断できるけど…。
この際だから、正確に抵抗計算してみよう。そんな構えなくてもOK。意外と簡単だから。
まずは、ここから。
白熱電球ウインカー
電力(W) 23W
電圧(V ) 12V
電流(A ) 1.92A
LEDウインカー
電力(W) 5.8W
電圧(V ) 12V
電流(A ) 0.48A
“並列回路は、各回路の電流の和が回路全体の電流と等しい”
“各抵抗に加わる電圧が等しい”
並列抵抗の図
並列回路の抵抗値は、通常①(公式の「⇨」後)のように逆数にして求められている。今回は、純正の白熱電球回路の設計値を基にした公式にしてある。
公式は逆数とかあるから、ちょっとだけ計算が面倒。ところが視点を変えてみると…。
電圧は12V固定、全体の総電流は各抵抗の和と等しいってことは、抵抗を含めた回路の端と端で考えると、電流は1.92A、電圧は12Vと分かっているから…。
そう、②の式で抵抗回路の値が全て求められてしまうんだなぁ~。並列回路の抵抗公式なんて、実は要らない。
すっごく簡単だね!「最初からそっち教えんかい(# `Д゚)コラコラーッ」って言われるかナ?
_(._.)_スミマセン。
でも、全体に目を向けたら分かったんだ。回路を束ねたラインとして考えたら、簡単なことに気が付いた。算出された値も同じなので、この方法でokだと。
大局的に見渡せば…、視点を変えるということは…、こういうことが起きるんだね。自分の勉強にもなった。
今回、LEDの電力(W)を一般的な白熱電球との対消費率、20~25%として試算した。実際には、製品による違いがあると思うので参考として。
【結論】
8Ω以上&1.5A以上のメタルクラッド抵抗は、LEDウインカーのハイフラ防止に使える。
さて、もう選択なんて簡単にできそうな気がしてきませんか?
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※この記事に表示された種類のLEDウインカーは、車検および車両保安基準への適合をご確認のうえ、自己責任で使用をご判断ください。