クラッチレリーズのピストン、マニュアルに反して突出してくる…おかしいよね、コレ?

クラッチレリーズを取り外す場合、ピストンを押し込んでゆっくりクラッチレバーを引き、タイラップ等でレバーをハンドルに固定すれば、ピストンが飛び出さないってマニュアルに書いてある。

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なぜそうしなきゃいけないのって?ピストンが自然に突出していくと、「ポンッ」とカップが外れて、フルードがドバーッとなるから。

コレを放置していると塗装がベロンベロンになっちゃうから、作業手順は守らないと後悔することになるゾ~。もし、漏れ始めで気付いたなら、水でよく拭き取れば浸食が防げる確率が高いけどね。フルードは水溶性なんデス。

ドライブスプロケット交換の際に、レリーズは外さなきゃならないので、マニュアルどおり手順を辿って作業した。後悔したくないからね~。

無事に交換作業が終了して、しばし休憩で知人と駄弁った後で見てみたら…。あれ?ピストン飛び出てきてるやん?なんで?きちんとピストンを戻してからクラッチレバー固定したはず。(。´・ω・)ん?

レバーは押し込んだ状態だから、フルードの流動がストップするはずだし、ピストンカップ動かないはずなんだけどなー。

ピストンに圧が掛っていくというのはフルードの流動があるということだし、マスタータンクのフルード圧縮通路に何か問題がある?とりあえず放置しているとヤバいので、スプロケットカバーを取付けてレリーズを仮止めしておいた。┐(´д`)┌ヤレヤレ

レバーは、NISSINのレバーに置換されているので、そのレバーのプッシュロッドパーツが消耗してんのかなぁ?

クラッチマスターは、簡単に描くとこんな構造。

プッシュロッドが押し込まれると、マスターシリンダーからの流路が遮断され、フルードに圧力が掛り送られる。内蔵スプリングによってロッドが戻ると減圧され、マスターシリンダー内にフルードが戻る。

レバーを握りっぱなしの状態でハンドルに固定すれば、フルードがそれ以上動かないのでピストンカップも動かないことが説明できる。

だけど、動く。それはおかしい。考えられることは…。

プッシュロッドには樹脂パッキンが付いている。これがないとフルードを押し込んでいかない。消耗していると、フルード流路が完全に閉じなくなるはず。

マスターからのフルード流入が起きて圧が掛るので、カップが突出することがあってもおかしくない…と想像したんだけど、どうかな?

樹脂のパッキンなんて、一番消耗する部材だしね。そろそろ交換なのかな?16歳だからね、ZRX1200も。この際に純正に戻すか、そのうちにオーバーホールするかの作業しなきゃならないなー。

という話でゴザイマス。

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