めっきり寒いし、天気もグズグズばっかなんで、久しぶりにチェーンでも掃除しようかと見てみたら…。
スプロケット歯に当る側のチェーン外縁がテッカテカに磨かれてた。リアスプロケットにはそんな幅がないし、チェーン外縁に当るのはスイングアームのチェーンレールか、フロントスプロケットぐらいだよなぁ~。
スイングアームに削れてるような様子は無いし、間違いなくフロントスプロケットがどうにかなってきたんだろうと踏んで、クラッチレリーズとスプロケットカバーを外したら、歯車が思いのほか尖ってた。
リアはまだまだ使えそうだけどな~、なんでフロントだけこんなに減ってるん?
部品は純正っぽい…。マーキングが擦れてないから一度も取り外してない?ひよっとして、リアホイールが交換されてる?それともリアスプロケットだけ先に換えた?普通は、同じように摩耗していくのでは?…と。
乗り始めから比べると扱いに慣れてきたし、長距離rideも年に幾度か行ってるし、コーナーで中低速でチョイエンジン回して遊ぶのが多くなったんで、ストップ&ゴーで負荷が掛ったか?
リアはブッシュダンパーで回転力が逃がされるけど、フロントはシャフト直付けだからね、もろに歯車にチェーンがガツンと噛みつくから。
実際はどうだかよく分からない。でも、このまま放置がダメってのは分かる。当って摩耗してるんだから、チェーンが。
フロントスプロケットの溝が減って、歯の下部にチェーンが干渉するようになってんだから即交換ね。
純正品番は、13144A(13144-1290)。オプションで13144(13144-1283)というものがある。
調べた結果、どうやら1283は輸出(マレーシア)モデルの品番みたい。パワーが対国内仕様25馬力アップだから、焼き付けとか歯の強度が上がってる?
ということで、より厳しい条件で使われていそうな1283番のほうを選択し、純正OEM同等規格という社外品を通販で注文。
何と言っても安いんでね、純正品は通販でも1,000円以上高値なのデス。ウチのZRX1200は数え16歳、ぼちぼちと消耗が出てきて低予算化が必須なお年頃。
さて、状況が見れたのでクラッチレリーズをはめようと手にした時、“ポロッ”と落ちてきた黒いスペーサー。
手に取ってみると…。「え?割れてるやん。パキパキにヒビ入ってるしぃ~。」だったのデス。
そう、経年劣化がココにも表れてきていた。ゴム&グラファイト(プラスチック)製品は、他の部分も硬化や性質変化が出ているだろうな。
雑に扱うと、ヒビが入ったり割れたりするからメンテには注意が必要になったって事かー。
で、これも部品を注文した。これからは、部品脱着の度に周辺部品の交換もしなきゃならない…気がしますデス。いよいよお財布に厳しい時代が…心配でもありマス。