NEWタイヤに交換、ホイールセンター出し(微調整)も確認して、ZRX1200で試走してきました。帰宅後しばらく放置、車庫に入庫しようとしたら…なんか重い。
いつもより力を入れて押さないと前に進まないような…「シャリシャリシャリ…」って、キャリパー引きずってるゾ。
キャリパーの揉み出って、ポッドの数だけ作業しないといけないから結構大変。ピストン突出量を見ていないと、「ポンッ」って外れて、フルードがドバ~ッと溢れてしまう。
これ、塗装を腐食させるので放置厳禁な。ペロンって剥がれたり、シワシワな塗装になってしまう。ホイールやフォークに付着すると大変。作業は慎重に。
不運にもヤッチャッタ時は、即座に水を掛けて(水溶性だから)しっかり拭き取るのが鉄則。付いたばかりなら、水で洗い流せば大丈夫なことが多い。数十秒経ってると塗膜が浮くゾ。
キャリパーは、4POTなら左右4つ、上下にピストンがある。揉み出し作業は、ブレーキパッドを外し、上下どちらかのピストンの隙間にスパナや巾木を挟んで、必要以上に飛び出さないようにする。
(6POTなら、上中下にピストンがあるので、いずれか2つを同じようにする。)
ブレーキレバーを操作して、ブレーキパット幅ギリギリのラインまでピストンを突出させ、「ゴム浸食しないパーツクリーナー」を吹付けながら、油脂や汚れを拭き取りピストンを片方ずつ押し込む。
(ブレーキクリーナー、結構高価。最近のパーツクリーナーは、ゴムシールを浸食しないものがあるので、それを使う。)
この作業を上(中)下に数回繰り返すと、ピストンの押し込みがスムーズになるはず。多少の抵抗があっても、両手で押して「シュコッ」と入るくらいならOK。
揉み出しすると、ブレーキのマスタータンクにキャリパー内の汚れたフルードが流れ込む。チェックして新しいフルードに入れ替えることを忘れないで。
暫くメンテしていないキャリパーだと、真っ黒になってる。ありゃ扱い最低だ。
という訳で、キレイキレイになったキャリパーを車体に戻して試走した。結果は…スッキリ。
ブレーキもカッチリ効いて、多少タッチも変わりました。チョンと触るだけで「シューッ」と小さく鳴る。
押し引きも軽くなって、なんか乗ってて安心~。