タイヤ交換作業(再びMICHELIN)

ダンロップロードスポーツ減りました。フロントはスリップサインが出ています。ブレーキングで使うところだけ…。

最近は、峠とかあまり行かないというか、行けない。工事中ばっかだし、楽しく乗ろうと思っても信号で寸断の連続…疲れるだろうな。

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なので、市街地に近いドライブコースの緩いコーナーと、チョイと強く曲がったカーブなコースばかり走って、使うところだけが減ってる感じ?サイドは、まだスリップサインまでは余裕がある。

リアはまだ使えるかな?でも、変な減り方というか…正常だとは思うんだけれど、サイプの後方だけコンパウンドがめくれて、前方が結構減ってる。

だから、サイプ深さの前後差が大きい~。OTOさん、「ミシュランは、こんなん無かったんやけどなぁ~。」だって。

とにかく、まだ雨天以外なら走っていても問題ないけど、備えあれば…で新品買っちゃったって…。

「見た目、ぼちぼちなタイミングだろ?タイヤ、値上げするとか聞いてたし、タイヤセール逃したらアカンやん。チョイ早いけど今やと思った訳よ。」

はぁ?なんだかよく分かりませんが、5,000円くらい安かったらしいです。20%くらいディスカウントとか。良かったじゃん…なのかぁ?

今回、MICHELIN PILOTpower2CTに戻したそうです。DUNLOP Roadsportsも悪くはないけど、走り方がMICHELINのほうがしっくりだったとか。

それぞれですよね~、こればっかりは。ただ…DUNLOPはライフがやや短いようですけど。

今回からは、手動タイヤバランサーでDIYです。

スタティックバランスでOKとか。ダイナミックバランスは、バイクではそれほど気にしなくてイイ。ほぉー。(さっぱり?www)

肝心なタイヤ交換は、設備が無いし、めん〇〇(…出た!)なので、知り合いのGSスタンドにホイールごと持込み交換。タイヤ廃棄もお任せで。

という訳で、タイヤの脱着作業です。

リヤのスイングアームにスタンドを掛け、フロントは、クランクケース左右のフレームをジャッキアップしタイヤを浮かします。

フロントのブレーキキャリパーを外します。ホースに緊張を与えないように、キャリパー本体を紐でハンドルから吊り下げておくとイイです。

ホイール側のスピードメーターケーブルを外します。

フロントフォーク下部のクランプボルトを4本緩め、アクスルシャフトのナットを緩めます。人によっては、右フォーク下のボルトを固定したまま、若干アクスルシャフトナットが緩んでから、あらためて緩める方も。

結構、アクスルシャフトナット固い~ので、好きな方法でやってください。緩める際には、レンチのバーを延長(鉄パイプで)も必要かもです。締めないからトルク負荷は無いデス。

アクスルシャフトを左に引き抜きます。タイヤが浮いているので、多少タイヤを持ち上げながら引き抜くとスルッと抜けやすいです。OTOさんは、足のつま先を突っ込んでましたけど。

次に、カラーやメーターギヤハウジング等の付属部品を外します。(順番を忘れないように、手間でも揃えておくことです。サービスマニュアル図が無いと?になりますからね。)一応、図示しておきますけど…。

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はい、今度はリアタイヤ。スイングアームの打刻位置と合わせてある、エキセントリックの刻み位置をマーキングしておきます。

後でテンション調整しなくて済みますから、やっておきましょう。

キャリパーガイドバーのスイングアーム側ロックピンを外し、キャリパーステーへの取付ボルトを緩めてキャリパーを外します。

エキセントリックのスプリングピンを左右外します。

スイングアームの左右エキセントリックを固定している、チェンアジャスタークランプボルトを緩めます。すると、エキセントリックが回転しチェーンのテンションが緩みます。

アクスルシャフトナット(リアは右側)を緩め、シャフトを引き抜きます。浮いたタイヤが下がらないように、足のつま先を浮いたタイヤと地面の間に突っ込んで位置をキープします。(OTOさん流で。)

すると、楽にシャフトが抜けてくるはずです。(突っ込むのは足でなくてもいいですヨ、OTOさんのやり方で書いてるだけです…www)

足を抜いてタイヤを前方に移動し、チェーンを外して車体後方へ引き出します。フロントと同じく付属部品を順番に並べておきましょう。

さて、タイヤが外れました。このあとのタイヤ組み換えは外注です…。

タイヤには、一番軽い位置にマークが記されていて、ホイールのエアーバルブ取付位置にマークを合わせて組み込むことで、バランスを極力相殺するようになっています。

ですが、最近のMICHELINやDUNLOPのタイヤには、それが記されていません。メーカー曰く、製品の製造精度が上がり、重量誤差を記載する必要性が無くなったとのこと。

だから、組み込み時にマークを探して位置合わせは不要になったようです。手間が掛らなくなって、コストカットにもなっている?

さあ、タイヤの組み込みが終わりました。では、バランス調整に移りましょう。(詳しくは前記事に)

バランサーのシャフトにタイヤを通し、アダプターで挟み込んで固定します。すると、重心がズレていれば、タイヤが勝手に回転してやがて止まります。

静止したタイヤの真上が最軽量部位ですから、ここにウエイトを適当に付けます。10gくらいからスタートでいいかと。

タイヤのウエイト取付部分を45度の位置にして手を放します。ウエイトが重すぎなら下へ、軽いと上に移動しますので、適当に足し引きしてください。

バランスが揃えば、どこで手を放しても動かなくなります。ウエイトは5g単位なので、多少回るくらいは全然OKです。300㎞/h以上の速度で走るなら別ですが…。

このバランスの取り方を、スタティックバランス(静的バランス)というそうで。(お勉強しました~。)前後とも調整したらOK。

車体への組み付けは、取り外した逆戻しになります。

ただ、シャフトのセンター出しをしないと、ブレーキを引きずる場合があります。シャフトを締め付けたら、ブレーキキャリパーを仮留めしておきます。

クランプボルトを再度緩め、タイヤを回転させてスムーズに回転する位置になるよう、シャフトをプラハンマーなどで軽く叩き位置決めしてクランプボルトを締めます。

ブレーキレバーを操作し、キャリパーをディスクに圧着したままキャリパーをしっかり固定したら、ジャッキから下します。

これで作業完了。お疲れ様でした。

「なぁ、ボルト類の締め込みトルク、いちいち調べるのは…」

はいはい、皆さんのために書いておきました。添付画像にも写ってま~す。(^_^)

ZRX1200R(1100)
・フロントアクスルシャフト 13kgf.m(127.4N.m)
・フォーククランプボルト2kgf.m(18.6N.m)
・前後キャリパー締め付けボルト2.5kgf.m(24.5N.m)
・リアアクスルシャフト9.8kgf.m(96.04N.m)
・チェーンアジャスタークランプボルト3.9kgf.m (38.22N.m)

一冊あると便利!

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