高速道路で北陸まで往復450㎞の日帰りツーリング。結構タイトな移動時間だったので、高速道路を利用することにした。普段は一般道をマイペースなツーリングだけどね。
東海北陸自動車道を走行する…岐阜県の世界遺産白川村のICを過ぎ、長いトンネルを抜けて富山県に入ると片側2車線。速度100㎞の看板があるせいか…みんな速えぇ~!
メーター読みで速度100㎞。で、隣には過ぎていく多くのシルエットがシュォーッと。これ以上は言わないけど。
心配だったのが、タイヤの摩耗。高速道路走行では、センターばかりバンバン減るから、四角く、両サイドが使えないままスリップサインが出て終了~ってなると嫌だなと。
タイヤ摩耗は使用上仕方がないものであるけれど、最近のツーリングタイヤはソコソコ耐摩耗性能が確保されている。
しかし、ワインディングを楽しむようなスポーツタイヤは、ハイスピード&コーナーでのグリップ性能を求められるので、コンパウンドが柔らかく減りが早い。
最近まで履いていたDUNLOPの「Roadsports」は、みるみる減っていった。それでもタイヤセンター部とサイド部のコンパウンド性質を変え、耐摩耗性を向上させてあるんだけど。
実は…同行者が「Roadsports」で、今回でスリップサインが出るか?…なんて言っていたので、チラッと見てみたらバッチリ出ていた。Wao! タイヤ、四角いやん!
ツーリング前には、まだ丸かったゾ。センター部は2㎜くらいの溝(グルーヴ)が残っていた覚えがある。それが、ほぼスリップサインと面一。
DUNLOPタイヤは、「優れたグリップ力&ライフが短い」という特徴は変わっていないと実感。コスパは決して良くはない。
結果から言うと、2ctは、そんな心配をするほど減らなかった。もちろん、最初のセンター部グルーヴは未計測なので、自分の感覚に基づいてって話になるけど。
前日のチェーンメンテナンス時に見た感覚は、スリップサイン上端から4㎜くらいのグルーヴだったと思う。そこからの比較としては、≒1㎜減ったくらいかな?
DUNLOP「Roadsports」は、
・固めで立ちが強いサイドウォール
・狭い荷重ポイント(点・線に乗った感じ)
・トレッド部がU字型
・コンパウンドの優れた基本性能
で乗るような感じに対して、
MICHELIN「PilotPower 2ct」は、
・柔らかいサイドウォール
・トレッドな荷重ポイント(面でグリップする感じ)
・トレッド部がV字型
・2コンパウンド&多サイプ(排水溝)でドライ&レイン性能の両立
で乗るといった、感じ方の違いがあると思う。
どちらも好き好きだけど、はっきりしているのは、「PilotPower 2ct」のほうが耐摩耗性とグリップ性能がバランスされているということ。
「Roadsports」は、耐摩耗性が劣ることは確か。“On the rail”で走れるという気持ちよさでは勝っている。
Cost&Performance、RidingSense…いろいろ考えてみて…。
自分のチョイスとしては…MICHELIN「PilotPower 2ct」かな。基本設計は10年以上前のタイヤだけど、これまで変わらずロングセラーってのも信頼度「○」。
「イイんです!」