電装系のチェック、習慣づけしたほうが…いいよね。

気温が上昇する時期、バイクに乗るにはキビシ~です。停車した途端にボワーツと熱気が襲ってきて、「暑っつー!」

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人がこんなのですから、バイクは更にシンドイ。エンジンの熱と外気温がダブルで車体に蓄積するから、不用意にフレームに触ったりすると「ヴアッチーッ!」なんてことになる。

そんな環境では、搭載されている電装系パーツも熱でイカれるなんてのもあるはず。特に故障して困るのは、エンジンに関わる部分だろうね、やっぱり。

ジェネレーターやレギュレーター・レクチファイア。故障すると“動かなくなる”ので…。他にも大切なパーツはあるけれど、これらは意外と故障の兆候が確認できるので、「あれっ」と思う症状を紹介します。

【ジェネレーター】
オルタネーターとも言う。いわゆる発電機。エンジンの駆動を利用して電磁コイル軸を回しバッテリーに電気を供給している。(画像A の部分)

現在、ほとんどのバイクはコンピューター制御部品が使われているので、制御に電気を消費する。バッテリーのみの蓄電量だけでは賄いきれない。だから発電機で補う必要があるというわけ。

ジェネレーターが異常だとバッテリーへ充電されない。イグニッションが回らなくなったり、走行途中にエンジンが吹かなくなってストールしたりする。

エンジン始動時に、スロットルを開けてヘッドライトの照度が変化する(スロットルを開けると明るく、戻すと暗くなる)ようであれば、正常に発電できていると思う。スロットルを開けても明暗の変化がない場合は故障を疑ってみる。

【レギュレーター】・【レクチファイア】
レギュレーターは、電圧を一定に保つ役目を担っている。発電機から供給される電圧が天井知らずだと、バッテリー破損や電気回路が故障してしまう。それを防いでいるパーツ。

レクチファイアは、交流電流を直流電流に変換するパーツ。ジェネレーターで効率的な交流電流で発電する電気を、各電装部品に供給するために直流に変換するパーツ。レギュレーターとセットになって装着されているケースが多い。

始動してスロットルを開けて、ヘッドライト照度がどこまでも上昇するような傾向の場合は、レギュレーターの故障を疑ってみる。レクチファイアが故障するとバッテリーが充電されない。

バッテリー電圧をテスター計測することである程度判断もできる。エンジンを掛けた状態で、スターターリレースイッチ(+)端子とバッテリー(-)端子間で13.5V以上であれば、充電も電圧も正常ということ。
充電電圧標準値:14.2V~14.8V/4,000rpm

以上、簡単な方法でも、ある程度の状態がチェックできるというお話。こまめにチェックが走行前の習慣になれば、走り始めたらトラブル!なんてのが少なくなるかも。

知らずに走行して故障。関連部品を含めて数十万!なんて出費になったりする。転ばぬ先の何とか…、急がば回れ…大切です。

以前、このような事態がOTOさん知人に発生したそうです。

高速道路料金所でエンジンストール。再度エンジンは掛かったものの、市街に入りしばらくしてストップ。バッテリー上がりでバッテリー購入。(20,000円以上の出費!)

その方だけ帰路についたものの、途中で走行不能(新品バッテリー蓄電使い果たし)。後日レッカーをレンタルして引き上げに向かう羽目になった。

後日談では、時々セルが回り難かった。アイドリングが不安定だった。ライトが暗いような気もした。って…まさにジェネレーター故障の症状があったのでは?

結果は…ジェネレーター他交換で十数万円+現地でのバッテリー代+レッカー代と、2台めのバイクが買えるほどの出費…(T_T)QTZ

やっぱり“簡単なチェック”は大事だね。乗ってるだけじゃダメだな~、反省しよっと。

メンテナンスに

セルモーター

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