バイク用レギュレーターのダイオードチェック

バッテリーが充電できてない。バッテリーを充電すれば電圧復帰する場合、バッテリー劣化ではなく、レギュレーターが壊れた可能性が疑われる。

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レギュレーターの故障は2とおり。1つはバッテリーへの電力供給が過多になる場合。ヘッドライト切れや、バッテリーが膨張する症状が出る。

もう一つは、電力共有過少の場合。バッテリーがすぐ上がるとか、ヘッドライトの照度やウインカー作動が不安定になる症状が出る。

いずれもテスター計測で故障か否かを判断することになる。

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今回、期せずしてその判断をするはめになった…💦その計測作業、レギュレーターの動作イメージの自己流解釈をしてみる。

素人の判断、怪しい部分いっぱいだろうけど。なんとなく仕組みが分かれば、動作確認のポイントにはなるか?それくらいで(-人-;)

玄人の解釈じゃないから、逆に分かりやすいって事もあるかもしれない?

勉強とか、できるヤツに教わるよりも苦手なヤツの反れた解き方だとスッと頭に入る…そんな経験から。

◆レクチファイア

バイクのレギュレーターは、レクチファイア(交流を直流に変換する装置)を併設した製品が今の主流になってる。(昔は別体だったとか)

ダイオードの指向性通電機能を用い、交流から直流電流を取り出す仕組み。

簡単に言うと、交流発電機(ジェネレーター)からの電気を2つのダイオード間に流し、▲方向しか電気が流れない直流にする。(画像最上段のイメージ)

◆レギュレーター

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レクチファイアで直流変換した電気は、そのままではエンジンの回転上昇と共に発電量が増えて電圧が上昇しまくる。

それでは、電装品やバッテリーに過負荷負となり破損する。その防止に一定電圧に整流する役目がレギュレーター。

この装置の動作チェックは、端子間のダイオード電圧を測定する。

ダイオードの概要👈リンク

ダイオードは一方向しか電気を通さない。回路に電圧を掛け、空孔⊕に電子⊝が埋まる状態を作ることで導電する。

この電圧は、ダイオードの種類で概ね決まっている。そのチャート範囲にあるかマルチテスターで測定、正常か異常か判断する。(参考:GSX-R1000k3チャート)

抵抗正常値は、一般的に使われるシリコンダイオードで0.7V程度ならOKとされる。

異常の場合、

1.ショートモード…電圧が0Vに近い計測値

2.解放モード(回路断線)…電圧が「1」や「OL」表示

いずれもパーツ交換になる。

レギュレーターは電圧を一定にする際、発電機(ジェネレーター)の電圧を熱として捨てる。機器本体が高温になるので回路の熱対策(ヒートシンク)が重要。

レギュレーターは、昇温冷却を繰り返し劣化が激しい要定期交換パーツとも言える。このことからは、リーズナブル商品で定期交換を選ぶ人も多い?

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