Power5、イイな。コーナーではグリップ感あるし、ウェット路面でもズルッな感じも無く、タイヤ端1cmくらいまで普通に使えてたりする。
MICHELIN スポーツ | 2輪車用タイヤ | 日本ミシュランタイヤ [MICHELIN]
テクニックもない自分でも、楽に倒し込めるからなんだと思う。だれでもそんな感じで使えるんだろうな?って。
「気持ちよく乗れる」
そんなタイヤかと。トレッド断面は均一なラウンド形状で車体の倒し込みもスムーズ、グリップ安定でコーナーリング…といった感想。
Power5は、powerRSのストリート寄りな性能でライフもやや長い。ストリートやロングツーリングで4,000kmくらいは使えるかな。
MICHELINの定評な2CT最新コンパウンドがサイドに、ミドルには長ライフコンパウンドの使い分け。もはや当たり前?の秀逸な構造。
一般走行でのライフ、グリップ感、ウェット路面での安定性、どれもDUNLOP Road Sports2よりPower5かな?と。
バイクのタイヤならDUNLOP (dunlop-motorcycletyres.com)
装着してから4,000kmを越え、さすがにスリップサインが出かけたのでタイヤ交換を考え始めた。
でも、Power5という感覚ではなくて…。使ってみて乗り味の良いタイヤには間違いない。万人がスポーツライドを楽しめそう。
でも…正直、その優等生なところが、天邪鬼な自分にはちょっと引っ掛かる部分かな?ということに。
コーナー曲線に合わせスムーズに曲がる、どのスピードレンジでも一線上をトレースする最新グリップデザインよりも…
コーナーに突っ込み、バイクをスパッと倒し込み、グリップを感じながら立ち上がる…ひと昔前のライドフィールが好きな人には、「違う」
その楽しみは、ラウンドグリップじゃないセンターが尖ったトレッド曲線のタイヤが持っている。
MICHELINでは、
Power5よりもコーナーリングには操作が要る。倒し込み挙動は癖あり。レイン性能も今となっては劣る。センターコンパウンド消耗が早め。
ウイークポイントばかりだけど、ちょっとスパルタンさが残るのがイイな、と。
そして、Power5の凝ったサイプパターンに比べ、シンプルなライン基調のひと昔前のレーシーさ、今だからこそ回帰したくなった。
そんな思いが沸いたのは、間違いなくPower5を履いたから。ライディングの楽しさを感じたせいだ。
良いタイヤだったからこそ、自分の好みスタイルを再認識できたんだと思う。
最新タイヤが一番性能。それを求めるのが普通のはなし。でも、こんな変わり種、希少種なライダーも確かに残っているのです…。