前回までに、ヘッドライト下側締め付け用のボルトは作れたけど、内径Φ8㎜のABSパイプにどうやって締め付けるか…。
プラリペアをボルトに塗布し、パイプに挿しこんでネジ山を修復すりゃいいと思ってたけど、そうなると結構な量を使う。
M6サイズのボルト用にネジ山を修復すりゃいいけど、そこだけM6ボルトっていうのもメンテナンス性が悪いゾ。
何度も脱着する場所じゃないし、M6ボルトになっても大きな問題じゃない…けど何だかしっくりこないんで止めた。
純正同様M5サイズのボルトで締め付けるには…結構悩んだワ~。
インサートナットM5を買ってみた。外径が8㎜やから、パイプにスポッとはまって用を成さん…。奥まで突っ込んで頭をプラリペアで埋めても、ボルトを締めると中で空回りの可能性が…ボツやなコレ。
コンクリート用PCハイプラグを買ってみた。プラスチック材のプラグは外径8㎜、パイプ内側にスポッとハマる。ここにスクリューネジ6㎜を差し込むとプラグが広がって固定される…これは最後の手段か?6㎜ネジやし。

鬼目ナットM5を買ってみた。ねじ込んでいくとスクリュー羽根が部材に食い込み固定される。M5仕様の下穴サイズは8㎜、でも羽根部を入れると11㎜くらいの幅。パイプに収まらん…。
結局PCハイプラグしかないんか…と無駄遣い感にガックリで、ボケーっとしててふと思いついた。
「鬼目ナット、羽根削ったらどうなん?」

早速、ヤスリでゴリゴリして、ナット頭からはみ出ないようになるまで削った。ABSパイプに挿しこんでヘックスレンチでねじ込んで…。
意外とガッチリ食い込んだっぽい。特にボルト頭でグッと食い込んできた。その辺にあったM5ボルト、差し込んでグッと引っ張っても抜けず。


アッパーカウルの修復、作業が全部終わった~。ヘッドランプを組付けてみたけど、再生ボルトの位置も悪く無い。ボルトの強度も有りそう。
後は車体に組付けてどうなんかやけど、重量のあるヘッドランプユニットがしっかり付いたし、後は大きな不具合は出ないんじゃないか…。
この方法なら、交換のためにAmazonで購入、ショップで付けてたらボルトが壊れた中華カウル、再生して使えるんじゃね?
位置が悪けりゃ自分で直せるゾ、もう。いやぁ、これは嬉しいワ、この先の補修とか楽しくなりそうやねぇ。
みんなもやってみ!高っけー純正カウル買わんでも、パーツ欠損してても意外と簡単に直せるでぇ。
CBR900RRのアッパーカウル修理、これで完了~。