
残念なことにCBR900RRのフロントカウル、正面取付けボルト周辺が割れて欠損している。
CBR900RRの“フロントカウルあるある”なんだとか。特に中華外装、部材厚が薄くて、経年でクラックや割れが出やすいって。
このCBRもたぶんそんな感じ、締め付けたらミシッと割れてしまったんだろう。締め付けトルク掛け過ぎたかも。
割れた部分は欠損。だから復元しなきゃならんので…クラックだけなら修復は楽だったけど、今回はチョいと手間が掛かりそう。
欠損した箇所は、
①割れている部分をある程度埋めるプラスチック片を用意
②カウル外側に養生でポリエチレンシートを当て、ボルト穴の位置をマーキング
③適当なアクリル部材を置き、リペア剤で溶着
④カウル内側の補強として、樹脂を浸したグラスファイバーネットを貼って乾燥
⑤カウル表面の養生したボルト穴位置に穴を開け、ポリエチレンシートを剥がす
⑥補修範囲を覆える好みのカッティングシートをカウル表面に貼る
⓻完成
といった行程を経れば、何とか見栄えの良い状態に近づけられるのでは?と。
そこで、こういった補修パーツに最適だと思うのがコチラ。
これは、プラスチック粒子と専用溶剤を使い、言わば「プラスチックの溶接」効果で一体化させる。接着剤の成分が接合させるのとは違い、部材同士が溶けて再結合再生するので接着剤より強固な修復ができる。
補充溶剤
ポリエチレンシートにグラスファイバー繊維を置き、溶剤を浸して補強箇所に貼るだけ。溶剤が固まって樹脂化したらポリエチレンシートを剥がせばよし。
欠損したカウル挿し込み突起、カウルのネジ穴復旧など、成型するための型取り樹脂。熱湯で柔らかくすれば何度でも使える。
手元に来たら、欠損部分がきっと気になってDIYで直したくなる。カウルリペア手順はイメージできたゾ。
ま、メンドクサイって人は、手っ取り早いのがコチラ。
塗装も完成したものとしては、すごく安価でフロント・サイド・リアの外装一式が手に入る。タンクはさすがに用意されて無いけど。
まぁ、クオリティーは悪いとまでは行かないけど、成型精度や塗装仕上げは過度な期待はしないように。取付けで手直しは当たり前と思おう。
そして、一式購入だから余分な部分の外装まで買ってしまうのが難だな。もしかの時のスペアで保管するしかないね。
「もしか」は極力避けるからね、実際は使わないほうが良いのだから。そして、大概使わないんだよなー。
まぁ、手っ取り早くポン付け交換で、走り回るのを優先~。それはそれで楽しめる選択肢だよね。
コレ、1995年式のものだけど現車と同じ形。アレンジ効くのかな?