エンジンOFFでリセットしても、アイドリングや極低速時に出てしまうエラー。リセットと再現のループ。
巡航ではエラーは全く出ない。極低速で排気音が低く大きくなったなと思ったら、メーターパネルにエラー表示といった具合。
あるF3用マフラー販売店から聞いた話。アグスタのエキゾーストバルブは、近接排気音量測定回転域だけ閉じる仕様なんで、エンジンOFFでは全開状態がデフォルトだって。
エラー発生時の排気音と加速状態からは、デフォルトはバルブ全開なのかもしれないな、この動画を見る限り。
スロットルを煽ると通常はバルブが回転する。ただ、一定回転数だけに反応しているような動き。
確かにエラー時は、バルブが回転していなかった。スロットルを煽っても加速感が鈍かった。(エラー前は、パワー感や加速感がバリバリやったから。)
エンジンOFF時にデフォルトがバルブ全開で、近接排気音量測定回転数付近で全閉になってるってことなのか・・・。
でも…webでは排気バルブを全開にするために下側のワイヤーを外すように言ってる。デフォルトは下側が引っ張られてる。
それで「全開」なら、どうしてワイヤー外す?バルブ閉じる方向になる。動画とは逆じゃ。AGUSTAは訳がわからん。
ガレージに戻り、一旦エンジンを冷ましてから左サイドカウルとアンダーカウルを外し、バルブ制御サーボモータとワイヤーの状態を確認。
上側のワイヤーがやや伸びて弛んでる感じだったので、
下側ワイヤーをバルブがストッパーに軽く接触する位置で固定 。
上側ワイヤーを軽くテンションが掛かるように調整。(なんとか調整?)
キーONでバルブの動作を確認。特に問題がないみたいなんで、外したカウルを戻して再度走行へ。
結果は・・・解決できず。エラーは、エンジンストップすればリセットするけど再現してしまう。加速の鈍化と排気音量が増してくるとエラーに。このループが止まらない。
やっぱり上側のワイヤー伸びが、調整できる範囲を超えてるのかもしれない。張ってるか張ってないか微妙と言えば微妙だったし・・・。
「ワイヤーが伸びて調整範囲越えとるのがアカンの?なら、調整できるようなワイヤーにしたらええやん?」
「伸びてるから、伸びてない状態にしたれ!」
どーゆーこと?
こーゆーこと。言っておくけど、あくまで「自己責任」でやってることだから。本当は「ワイヤー交換」するべき状態。
このエラー、アグスタの持病みたいで多くのユーザーが経験談をwebにアップ。まさに自分の症例もその一つ。
一旦直ったかにみえても再現するエラーらしく、言ってしまえば「直らない」という事らしい。設計不足じゃ、ハッキリ言って。
サーボモーター&ECUの信号を拾うプログラム、しっかり検証して作り込めてないんじゃないの?
エキゾーストバルブを全開にしておけば、エラーでも走れる。その状態ではエンジントラブルにはならないのが救い。
これでエラー出るんなら、もうESEサーボキャンセラー付けたる!
ウン万円掛けて直してもエラー出るなら、ウン千円でエラーが解消されたら大助かりだ。
「余談」
左サイドカウル外してライトで中を照らしたら・・・付いてるのを発見した(^^)v~。結構な値段するパーツ、コレはちょっとウレシイぞ。
T-REVクランク内圧コントロールバルブ・・・一号機ZRX1200Rは、コイツのパーツを流用したバルブを付けてる。ワインディングでのスロットルワーク、すごい楽しいゾ~。