我がZRX1200R、以前コワースのバックステップに交換していた時期がある。何ていうか、当時はこれがしっくり来ると思ってた。
でも、シートをCOZYシートにしてローダウンになったら、ロングランでは膝がしびれて痛いし、肩も張ってしまうので外した。
まぁ、当然なんだけど。膝が屈曲するようなライディングポジション。見栄えに走った悪い見本だったねぇ。
COZYシートから純正シートに代えると、足は窮屈ではなくなった。でも、車体を眺めると、これ見よがしな足元のバックステップに違和感。
そしてこの頃、泊ツーリングが多くなって、純正のソフトな踏み心地のステップが恋しくなった。停車した愛機を見る度に…。
しばらくして、“映える”コワースバックステップ…外された。
シートもステップも純正に戻したら、低速での車体の取り回しがスゴイ楽ちん。こんなにもバランスって違うんだと実感。
それからずっと、そのままで今に至っている。最近、少しだけ気持ちに変化が出始めた。
ワインディングでは、コーナーリングの際に純正ステップに指の付け根あたりを乗せる、我流ポジション。
ややスポーツ走行でにコーナー旋回でステップ入力する時、純正ステップでは膝角度は少しだけ下方になるのを補正の意味で。(自分だけの感覚かも?)
「もう少しだけステップが上にあれば加重しやすいかな…重心も多少後方に掛けやすいんじゃ?」
なんて思いが出てきた。
かといってバックステップはもう遠慮したいんだよね、キツイもん、あの屈曲する膝は。
休憩の際まで我慢して、走行中に足伸ばしたりして「もー休憩しよう」のアピールは、何だか情けなくなっちゃうから。
「無理してバックステップなんか組んでるからだよ。」
なんて言われそうでさ。だけど、操作性は今より良くしたいという…。
でも…そんなパーツ、あるのか?微妙な変化しか無いパーツなんて、欲しがるニーズは少ないんじゃないの?
ポジションが若干変えられる“マルチステップ”って製品があるけど…それはちょっと違う。
上下左右に15㎜くらい変化するという微調整パーツだけど、残念なことに純正ステップが使えなくなる。
ということで、ネット検索をあちこち。そこで見つけたのがゴールドメダル製の“ハイポジションステップキット”という製品。
これ、15㎜のステップアップ。構造的に上方へ移動する格好か?何はともあれ純正ステップを再利用するってのが気に入った。
ZRX1200Rは、2008年が最終モデルだから、モデル製造中止から11年経過したバイク。後発のダエグも製造中止され、もはや“旧車”と呼ばれそうな車種に。
そんなバイクのパーツがいまだに販売されている事実には、最近のバイクユーザー事情に思う所も…まぁ、それはそれとして。
でも、そう長くないうちにこのパーツ、取り扱いが消えるかも?なんて思ったから購入~。この記事書いてる、「今」。
(;一_一)sorewo,”ikiatari-battari” toiundaze! keikakusei “nashi”
ま、そうなんだけどね。ここだけのハナシでお願いしやす!
こうしてみると、製品化されていることからして、一定のニーズはあるのかな?同じような思いのライダーがいるようで少し安心も。
「攻め」というライディング志向じゃなく、言うなら「操る」って感じの。バイク走行を全方向的に楽しみたいって人達でしょう。
時に体を使ってのスポーツ走行、ゆったりまったりのロングツーリング、近所のコンビニや買い物にウロウロとか。
そういう使い方していると、万能的と言うか汎用性があるというか、ライフワークにバイクが常にあると言うか…。
だから、「もう少しこうだとイイ」が出てしまう。極端に一部のニーズに尖ったバイクも好物だったけど、日常に取り込むとなるとチョイときびしい。
最近は、純正仕様を大きく崩さないスタイルでのカスタムが面白くなってきてる。その範囲で“目立たせず”自分がしっくりくる部分だけを変化させてやる。
そして密かにニヤニヤ…ん~、近寄りがたいタイプになってる?いや、きっとそうなってるヨ。
でも、使い勝手がイイように調整することは断然良いのだと思うし、どうぞ、そんなワールドにお越しを。
お待ちしておりますヨ。”б(゜_゜) saa,oidenasai