流用、オリジナル好きな方のメガネレンチのサイレンサーステー流用という記事をちょっと前にアップした。
「工具」としての性能をキープして流用するのなら、それなりのメーカー品(KTC、Lobster、Tone、stahlwilleあたり)がヨロシ。クロームバナジウム鋼材で耐久性があるから。
だけど、ステーとしての役割オンリーならば、安価な“変形しやすい”スチールメッキ製がいい。曲げ加工がしやすい…100円ショップのメガネレンチだね。
ステー流用には最適な商品。工具としては期待できないけど。今回のような使い方に限っては、売ってて良かった商品?なんか微妙~だけど。(^▽^;)
近所では12-14㎜と11-13㎜の2種類が両メガネレンチが販売されていた。ZRX1200のリアサスボルトは直径14㎜。フックナット取付箇所のネジ直径は12㎜。
じゃぁ、13㎜のレンチでいい…という訳でもないんだ。隙間ができてしまうので、そのまま付けると走行振動でネジ山を知らず知らずに潰す危険性も。
かといって、ボルト径12㎜のネジ山を保護するために細ナットを噛ませるとなると、17-19㎜の外径になってしまう。
だから、12㎜径のボルトにアルミ材のカラーを被せる。ホームセンターのアルミパイプなら14-15㎜の外径になるはず。
で、アルミ材の外径を計ってみた。ナイス!14㎜。これで、12-14㎜のメガネレンチを使える。カラーがアルミだから、変形したとしてもネジ山までは傷まない。
レンチのアイ部分の厚みは≒7㎜くらい。ネジ長さが14㎜あるから、7㎜のナット締め込み幅がある。この7㎜幅にアルミパイプをカットする。
締め込みナットはM12、1.25Pの薄ナットを使う。ナット厚は7㎜だから、理屈では100%ネジ溝が締まるはずだ。
フックボルトは無くなるけど、代用はいろいろと考えられるし。こんな仕様もアリでしょ?
という訳で買ってきました。100円ショップのメガネレンチ。当然、「Chromevanadium」といったバナジウム鋼の表記は無い。サイズ表記以外はツルツルのメッキ塗装。メガネは12-14㎜。
いかにも、安いし耐久性なさそう…って怒られるかな?ヽ(`Д´)ノプンプン
レンチをサスボルトに仮装着してみた。位置から見てサスのリザーブタンク部に干渉なし。狙ったようにうまく凸部を回避できている。
ただし、レンチ長が短くてサイレンサーバンドの取付穴には絶対届かないなぁ。サイレンサーパイプを上から見て、かなり中心より内側にステーがくる。バンド穴との間にカラーが必要だ。
ここはバンド取付穴との間にステーを噛ませる加工が必要。ホームセンターのアルミステーとか使えばどうにかなるはず。せっかくだから、見栄えは良くしたいな。
まぁ、考える楽しみあるかもね。車体からステーが離れないので、車体横への飛び出しもあまりないので、スッキリしたシルエット。悪くないのでは?むしろカッコイイかも?
仮装着が左側?と思った方、右側が色々ゴチャゴチャしてて映像用に左に仮付けしてます。ご勘弁。