ZRX1200、メガネレンチのマフラーステー応用

ステーの代わりにメガネレンチ流用…既に使われている手法。WEBにもたくさん画像がある。

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ステーなんて購入すればいい?オリジナルが好きな人はチョット違うかな?既製品にサッと手を出すより、“違うものからその機能を生み出す”指向だからねぇ。

アレンジを効かせたパーツは、目を引くカッコイイものが多いような気がする。特に、工具を車体パーツに流用するなんてのは、実にクールだねぇ~。

このレンチ応用ステー、45°か75°のレンチ形状が主体。ハーフムーンレンチやS字レンチといった、まさに既製品ステーと似た形状のレンチのほうはあまり使われていない。

デザイン的にはこっちが良さげなのに…なんで?と車体を見ながら…。あぁ、そうかと。

その答えは、ツインショックとの位置関係にあった。車体外側に装着するツインショックだと、リザーブタンクやスプリング外面がハーフムーンやS字レンチ側面に干渉する。

3次元(立体)方向には直線的な形状なので逃げ場がない。形状変形させようにもバナジウム鋼の弾性で無理っぽいし。

だから、3次元方向に角度が付いているレンチが使われるんだね。レンチの角度は、左右で逆(S状)付だし、サイレンサーバンド取付位置にもマッチングしやすい。

ちゃんと考えて選択されてるんだね。そして、45°と75°の角度と長さの選択もベストマッチを考えのことなのか…?深いねぇ。

SSなどのモノショックな車体には、ハーフムーンやS字レンチの流用ができる。また違った雰囲気が出るのでオモシロいかなと思う。

費用の面でも優秀なんだよね、このレンチ流用ステー。正規なステーは8,000円以上するからさ。なんか高いんだよな~。

だけど、レンチステーなら1,000円いかないことも…。これだけ違うとねぇ、他人と違うデザインも欲しくなったりする人、出てくるよ、そりゃ。
というわけで、真似しようと考えてた。(^^; だけど…。サス取付後のボルト長さが14㎜しかない。レンチを固定するナットの締め込み幅が無い…。ダメじゃん。(;゚Д゚)

んー、どうしようかなぁ。で、考えてみた。

レンチ外面を締めることで固定されるステー。14㎜のボルト長の範囲では、径変換ナット(アダプター)のようなパーツと18㎜メガネレンチを使ってはどうかと?

だから、図のようなパーツを探すことにした。Φ12㎜で1.25ピッチのボルトに被せ固定する。厚みはメガネ部分の部材厚までがギリOKなサイズ。

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WEBで検索を繰り返した結果、適合しそうなのはバイクマフラーのO2センサー変換アダプター。

Φ12㎜径をΦ18㎜に変換。ネジ幅は、Φ18のメガネレンチの部材厚みと同じくらい。何とか使えそう。

本体の12㎜ボルトに被すのは、ネジ溝が潰れないように保護するため。18㎜の溝が潰れたとしても影響…ほとんど無い。

ただ、このアダプターは1,500円くらいする。18㎜レンチも1,500円くらいするので、合計3,000円くらい。

O2センサーの締付トルク…4.5kくらい。リアサスナットは6.0kgくらい。まぁ、O2センサーは締めすぎ注意だから、こんなもんだね。

今回は、O2センサーに使うのじゃないんで、もう少し締め上げてもいいかと思うけど。4.8kgくらいなら締め付けトルクは8割あるし、まぁ許容範囲かな?


こっちは、本体の12㎜ボルトに長さ10㎜くらいのカラーを被せ、15mmレンチをM12薄ナットで締めこむという方法。

しっかりトルクを掛けて締めこめるので強度的な不安はない。外径が15㎜のカラー、M12薄ナットも市販されてるし。

O2センサー変換ナットを使うより外径が大きくならず、レンチのサイズを小さくできるから、M12ナット(外径19㎜)で固定OK。締付トルク6.0kgも全然OK。

M12薄ナットは400円くらい。15㎜レンチは900円くらい。合計1,300円と更に安い!

こっちのほうが現実的かな?パーツが入手しやすいってのも有利だし。この点、アドバンテージあるよね。

次はメガネレンチの応用じゃないけど・・・

これは、「なんだよ、既製品使ってるじゃんか!」と言われてしまうだろうけど、他車種用の流用例として見てもらえたらと。

ZRX1200は、本体のサスボルトが1.25ピッチのΦ12㎜。合うのはM12ナットだから、外径が17~19㎜になる。

となると、ステーの上側アイ部分は、最低Φ21㎜くらいじゃないとナットがはまらない。そのサイズの製品を探さないと。

探してみると、Φ16は汎用品がたくさんあるけどΦ21は見る限り1製品のみ。しかも原付サイズのバイクのカスタム用。(ノ∀`)アチャー

「装着できたにせよ、長さが大型バイクに合うんかい?」…と思うよね?でも、なんとかなりそう。

バイクショップに行って、サスペンションコーナーを見でほしい。サスペンションの口径や形状って、思ってるほど車格で変わらない。

サイレンサーが水平にテールに伸びるタイプじゃなく、カチ上がってるタイプは車格に関係なく似たような位置にステーの穴がくるような…。(;一_一)

このΦ21ステーは、横に77㎜、曲がり部からアイ延長方向に138㎜…メジャー当ててみたら、サイレンサーバンドの位置付近にくる感じ。

結論は、ちょい加工すれば使えそう。ステーが1,900円くらい。ナットが600円くらいで計2,500円と、やや高め。と言っても専用品の8,000円~よりは断然安い。

さて、こんなアレンジ「やってみよっかな~」という人、お試し的にチャレンジいかが?

成功すれば周りに「どうだぁ~」って。万が一思いと違っても、「いやぁー、遊んでみたワ」って。レンチやナットは他に使えるし。低予算だからお財布に優しいから。( ´∀` )

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