ZRX1200Rは‘01年式なので、16年前の車体となってオリマス。30年前のバイクがちゃんと現役の今日では、まだまだ新しい年式に入るけど…。このあたり、4輪とは違うな~。息が長いんだな~。
今は、外装が‘04年式のものに置換されてマス。以前はセレストシルバーだった。「ん?ZRX1100の純正外装じゃないか?」そうですっ。ちょっこし加工して付けてた。
当然、ZRX1200Rより古く経年劣化が進んでて…。ガソリンタンク内の錆とか、ガソリンコックのアルミ腐食とか。だから、一時キャブレターが調子狂った。
いつものアイドリング時の排気音が「ヴォヴォヴォヴォーッ」って音だったのが「ボボッボボッ」って2気筒みたいな音になった。
スロットルを開けると「ヴォンヴォン」が「ブッブヴォン」と息つきパワーが無くカスッカスな感じ。調整のためガソリンタンクを外す際、抜いたガソリンに錆が浮遊していたから、タンク内部の錆が悪さをしていると踏んだ。
キャブレターのドレンボルトを緩めると、粉錆らしきものがガソリンに混じって出るフロートチャンバ―もあった。そのチャンバーが不調の原因?ドレンから残留ガソリン排出したら調子が戻った。
幸いにして、アイドリングは安定、スロットルも正常に吹き上がるようになった。キャブの全バラ=オバーホールはしなくてOKそうだった。今後の錆侵入抑制のため、ガソリンフィルターを燃料ホースの間に設置。(外観汚れてますが、たくさん走行ゆえ。ご愛嬌でオネガイシマス)
フィルターには、いろいろな種類がある。アルミの筒状なもの、透明なプラスチックの筒でスケルトンのものとか。大きさや形もメーカー各社いろいろ。
個人的には中身が見えるほうがいい。目視で内部が定期チェックできるのがイイ。中が見えない商品はデザイン的には秀逸。だけど、目視できないとメンテナンスす…キビシイんじゃないかと。
フィルターのメンテナンス性を考慮して、キャブレターに接続する燃料ホースの途中をカット、ガソリンタンクに新しい純正ホースをつなぎ、反対側のホース口をフィルターにつないだ。
こうすると、燃料経路が長くなるのでフィルターは横に寝る格好に。でも、脱着はホース長に余裕があるから作業しやすい。
ワンウェイバルブ式のフィルターは逆流しないので、オーバーフローの問題も無い。事実、今もってキャブの不調は一切無い。
今の外装に乗せ換えるまでに、何度かタンクを脱着した。粉錆や微細な物質が内部に溜まっていたことも。そんなタンクからのガソリン供給に、フィルター装着は効果的。
だから、少々「くたびれてきたな」と感じた燃料&キャブレター系は、手当をしておいたほうがヨロシ。転ばぬ先の杖的な対処は大事。
ZRX1200に適合するのは、内径5.5㎜~8.0㎜のガソリンフィルター。