ZRX1200、リアホイールセンターは車体中心から右にズレている。

知る人ぞ知る事実。ZRX1200のリアホイールは車体中心位置からセンターが5㎜右側にOFFSETされている。つまり車体中心を境にシンメトリー(左右対称)ではなく、アシンメトリー(左右非対称)。

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気付いてましたか?

「あれぇ、何だか右側に寄ってない?フレームがズレてるって事故車じゃないの?」
後方から車両を眺めていて、そんな不安を抱いた方もいるかもしれない。眺めてみれば、ホイール中心=車体中心ではないことがはっきり分かる。でも事故車と違うからね、それが正しい取り付け位置。

ZRX1100は、センターで振り分けられているけど、リアホイールリム幅が5.5JのZRX1200と、5.0JのZRX1100の差がそのような形で吸収されてるのかな?

スプロケット品番が両車同じでチェーンラインも同じ位置とすると、リム幅が広くなった分を右にオフセットするのが手っ取り早い対策ではある。

実際は、こんな単純な話じゃないかもしれない。でも、共通部品でコストダウンを図る考え方をすると、アリな話だと思うけど。しかも5㎜という差だからね、実用的には問題ないだろうし。コナーリングでの内輪差とか、極小というかほぼ無い?

車体後方から見たフェンダー奥の端とタイヤ端の位置関係を見ると、確かに右側にズレているのが分かる。フェンダー裏に残るタイヤの水しぶき跡を見ても、中心から右に5㎜ほどズレているのが目につくと思う。

間違いなく5㎜ほど右にズレている。

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「シンメトリーじゃないのがイイな。なんか他と横並びしないのがまた何とも…。」
OTOさん、大好物ですから、こういうの。他人と同じってのじゃなく、独自の路線みたいなのがねぇ。それ、変わってるとも言ったりして?
( ̄∇ ̄)ハッハッハ~。

だからかな~。Kawasaki好きは、こういう指向が強い?こだわりが無いと乗るには…とか周りのご年配ライダーからよく聞いた。

エンジンヘッドガスケットのオイル滲みは、Kawasaki車は普通だとか、シフトの大きい「ガコン音」はKawasaki車のミッションの特徴だとか、是非は別としてよく言ってたなぁ~。

おっと、本題に戻そう。

5㎜右にオフセットしたことで、アシンメトリーの体感は本当に無いのか…。
イメージだけかもしれないけど、若干感じるような気がする。例えば旋回時の動き。左旋回時はフロントが切れ込み、リアがトレースといった感じがある。

右旋回時は何だかリアを外側にズラす感じ…外側ステップを前に踏み出す感じで倒し込まないと、微妙にリアタイヤきっかけで旋回するような感じがある。(単純に日本は左旋回がしやすいだけかもしれない。イメージだけかな?)

タイヤのサイドの減り方も、やや右側の減りが鈍い。どちらかというと右コーナーをより傾けて旋回してるけど、左端より微妙に擦れていない。

とにかく、リアホイールセンターは車体センターと同じではないことだけは確か。気付かなかった方は、一度後方から見てみて。

サイドスタンドじゃなくメンテナンススタンドなどで垂直に車体を立たせて見ると、はっきり右へオフセットされているのが分かるヨ。

アシンメトリーの世界へようこそ~。\(~o~)/

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