キャブレターは、排気ガス基準の関係で国内と輸出仕様ではパワーが違います。国内100PSに対し、輸出仕様は125PS。かなり差がありますね。
なので、ライダーの「排ガス規制」に対する思いには、「できれば本来のパワーを」というものが絶えない。
本来のパワーに近づけたい指向の方は、純正パーツを交換して、「輸出仕様」にカスタムするのが手っ取り早くて効果あり。
年式によって排気ガス規制値が違うので、交換パーツもそれに応じて違うので注意。
レーシングキャブほど神経質ではなく、細かい調整も要らないので定番なカスタム。カスタム方法&パーツは、以下のサイトが参考になる。
フルパワーカスタムについては、やっぱり実践されているお詳しい方に任せるのが一番確実。
★2001~03’ZRX1200フルパワーキットhttp://www.jp-pegasus.com/zrx1200-carburetot/carburetor.htm
リンク貼りの「ペガサス」さんのは、走りがしっかり楽しめる”125馬力”のキットですね。
普段でもトルクフルなネイキッド、ZRX1200Rがサクッと100馬力→125馬力…。気持ち良くない訳がない~。
こんなキットもあります。
一方で、フルパワーより普段使いのレスポンス重視という方へご紹介。交換するだけで高回転域でノーマルとの違いが分かるはずです。
画像はZRX1200の取付例です。作業中写真なので1個しか交換していませんが。キャップボルトを締めると、キャップ本体とギリ干渉しない程度(1㎜空くか否か)です。
なので、アルミ製の極薄スペーサーなどをキャップとボルトの間に挟むといいかも。(2021.1後記 販売品が見当たりません。廃盤?)
下図のように、ニードルの上下動距離が長い=ガソリン噴射量が多い=パワーが出るということです。
同じ効果でも純正パーツがお好きな方は、下記の品番でkawasaki部品取扱店でお求めください。
品番:16005-1055
中古品でOKなら、ヤフオク検索です。キャップのみ出品というのは少なく、キャブ一式を落札する感じが多いみたいですが…。
いずれも、適用モデルは「2001-2003年式」ですので、その点はお間違いなく。